九条の会オフィシャルサイト Japanese Korean English French
大江健三郎、小田実、井上ひさし、加藤周一、澤地久枝、三木睦子、鶴見俊輔、奥平康弘、梅原猛

 いま、「九条の会」には、多くのみなさんからさまざまな質問が寄せられています。それらのいくつかに簡単にお答え致します(2006年8月31日更新)

Q1.「九条の会」とはどのようなものですか?
A.「九条の会」は、井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の9氏が立ち上げた会で、思想・信条・立場などの違いを超え、九条改憲を許さないという一点で共同することをよびかけたアピールを発表し2004年6月に発足しました。 発足の記者会見で小田実さんは「憲法9条、いまこそ旬」と訴えましたし、大江健三郎さんは「憲法を護る数多くの運動が集まってくる、大きなネットワークにしたい。考え方や動きが、まとまってある点になるという。憲法9条を護るというさまざまな人々のタイプの声が動いていく間に、重なっていくある場所(別に特権的なものではない)、そういう『萃点』の一つになるような、この会がそういうものとして皆さんが使ってもらえたらどんなにいいだろうかというのが1つの希望であります」と語りました。

 「九条の会」のアピールに賛同し、現在5000余の地域・分野にさまざまな名称をもつ組織が生まれています。「九条の会」はこれら各地・各分野の組織に方針を示したり指導するというようなものでもありませんし、できるものでもありません。あくまで、みなさんの主体的な、自発的な運動が発展するのを支持しつつ、ネットワークの結び目の役割を果たしたいと思っています。

Q2.「九条の会」は具体的にどのような活動をしているのですか。
A.「九条の会」は、各地で講演会を開いたり、「会」のリーフレット、ポスター、ブックレットやビデオなどを通じて「会」の考えを広げることに努力しています。また、2004年7月24日の発足記念講演会や05年7月30日の有明講演会などでは、アピールに賛同してつくられた各地・各分野の組織が最低限一致できるのではないかと考える「提案」や「訴え」を発表し、その取り組みをよびかけてきました。一番新しいものは、06年6月10日の全国交流集会の際に発表した次の「訴え」です。

 (1)「九条の会」アピールに賛同し、思想・信条・政治的立場などの違いを超えた、本当に広範な人びとが参加する「会」をつくり、過半数世論を結集しましょう。
  (なお、各地・各分野で「アピールに賛同する会」をつくる場合、「九条の会・○○県」あるいは「○○・九条の会」あるいは「▽▽者・九条の会」のような名称がわかりやすいと思います。)

 (2)大小無数の学習会を開き、日本国憲法9条のすぐれた意義と改憲案の危険な内容を学び、多くの人びとの中に広げましょう。「九条の会」としては、全国数カ所で「九条の会セミナー」を開催します。

 (3) ポスター、署名、意見広告等によるアピール、マスコミ等への手紙・電話・メール運動、地元の政治家や影響力をもつ人びとへの協力要請など、9条改憲反対のひとりひとりの意思をさまざまな形で表明しながら、「会」の仲間を増やしましょう。

 (4)”9条守れ”の世論を大きく広げるため、「会」を全国の市区町村・丁目・学区、職場・学園に網の目のようにつくり、相互のネットワークを強めて情報や経験を交流し、協力しあいましょう。その成果を来年の第2回全国交流集会にもちよりましょう。

 各地の運動との連携は「九条の会」の電話・FAX・メールと、ホームページなどを「結び目」にして積極的にすすめます。とくに、メールマガジンは、活動の情報交換と交流にとても便利ですので、ご利用下さい。メールマガジンの読者登録については、「九条の会」サイトのトップページをご覧下さい。

Q3.「九条の会」の規約を教えてください。
A.「九条の会」は、とくに規約などはありません。9人が合意したアピールにもとづいて行動しています。

Q4.入会を希望します。会費はいくらですか?
A.「九条の会」は、呼びかけた9人で構成される会です。ひろく会員を公募する方式をとっておりません。アピールの趣旨に賛同される方は、ぜひ各地・各分野で「アピールに賛同する会」を自発的に作ってください。

 この場合、一部の気のあった人だけで作るのではなく、アピールの趣旨に賛成できる人びとを思想、信条、立場の違いを超えて、できるだけ広く集うことが基本だと思います。そのために多少、時間がかかってもいいのではないでしょうか。

 なお、「九条の会」は、事務所を維持し活動を継続していくために必要な経費を、賛同カンパ、事業活動でまかなっています。「会」の活動を財政面から支えてくださる意志のあるかたの賛同カンパをお願いしています(郵便振替口座は、00180−9−611526「九条の会」)。また、すでにつくられている各地・各分野の「会」の場合、それぞれの判断にもとづいて、会費制をとったり、賛同カンパなどでその財政をまかなっているようです。

Q5.賛同人になりたいのですが……
A.いま「賛同人」になっていただいている方々は、「九条の会」が発足したときに、独自の判断で、今後、各地・各分野で「アピールに賛同する会」を作る上で、力をかしていただきたいと思う方に「九条の会」から直接お願いしました。賛同者を広く一般に募集することはしておりません。それをすると賛同者が膨大な数になり、事務作業に耐えられませんので、ご了解下さい。

 ただし、各地で「会」をつくる時に、各地の責任で賛同人や会員の募集をするというケースもありますので、お近くの「会」にご連絡をとられてみてはいかがでしょうか。

Q6.私たちは「九条の会」にどのような関わり方ができるでしょうか。
A.ご自分の周囲で「アピールに賛同する会」をさまざまな方々と幅広く共同して作ることができればいいですね。最初はビデオを広めたり、ブックレットやリーフレットをひろめたり、ポスターをはったり、勉強会をするのでもいいでしょう。

 相手のご都合もあるでしょうけれども、賛同者の中にお近くの方がいれば相談して、「アピールに賛同する会」の準備をするのも良いでしょう。いくつかの地域では「アピールへの賛同署名」を集めながら、「アピールに賛同する会」を準備している人びともいます。「九条の会」の動きは、ホームページのサイトやメールマガジンで紹介しています。

Q7.呼びかけ人、もしくは賛同人に講演してもらえますか?
A.呼びかけ人はみなさんお忙しい方々で、「九条の会」結成以後は、講演会依頼が殺到して仕事や日常生活にも支障がきたす状況があります。「九条の会」の事務局としては、9氏に直接に講師依頼をすることは控えていただくようお願いしています。

 そして、より多くの方に講師活動をしていただくために、賛同人のみなさんに講師団への登録をお願いをして承諾いただいた方の名簿をホームページに掲載しています。講師団の方々への依頼方法については、ホームページをご覧いただくか、「九条の会」の事務局までお問い合わせ下さい。

Q8.講師団名簿のなかの○○さんに学習会の講師をお願いしたいのですが?
A.その方に取り次ぐよう極力努力いたしますので、「九条の会」の事務局まで、ご連絡下さい。なお、謝礼や交通・宿泊費などについての講師とのご相談は、連絡がとれた後にみなさまの方で直接お願いいたします。

Q9.「九条の会」を紹介する資料はどんなものがありますか?
A.リーフレット、ブックレット、ポスター、ビデオなどがあります。ホームページで紹介していますので、ご覧下さい。必要なものを「九条の会」の事務局までご注文してください。(なお、ご注文はファックスまたはメールでいただけると事務処理が円滑になります)

Q10.今後の講演会の予定はありますか?
A.講演会やセミナーの予定は、随時、ホームページでご案内します。

Q11.会費をとり、機関誌を発行しないのですか?
A.いまは考えておりません。当面は、「九条の会」の情報はホームページでご覧ください。

 ただ各地の「支持する会」がそうした会報(機関誌)などを作ることはよいと思います。

 そして、賛同カンパをしていただいたり、ポスターやリーフレット、出版物を普及し販売してくださることは「九条の会」の財政的な支えになります。ぜひご協力ください。

Q12.賛同署名運動はしないのですか?
A.「九条の会」としてはいま、おこなう予定はありません。すでに各地域ではやっているところもあり、それをその地域の「支持する会」の立ち上げのきっかけにしようという動きもあります。これも一つのやり方だと思います。各地で取り組む賛同署名は「九条の会」がやっていると混同されないためにも、主催者や連絡先の明記をお願い致します。

Q13.「行脚の会」との関係はどうなっていますか?
A.同時期に結成され、雑誌「世界」に並んで発表されたことから、両者の関係を心配される方もいますが、「九条の会」と、土井たか子さんや佐高信さんらが結成された「行脚の会」は対立する関係ではなく、友好的な関係にあります。

 以上で、九条の会へのみなさんのご質問への回答になったでしょうか。これからもご意見、ご質問をお待ち致します。

                                     (「九条の会」事務局)