☆☆☆ 「九条の会」メルマガ詳細版 2021年05月10日 第345号 ☆☆☆

憲法9条、未来をひらく

 

事務局より

九条の会声明  今こそ市民が声を上げるとき 憲法9条破壊の新たな段階に立ちむかおう

2021.05.03
 九条の会 戦争への痛切な反省の上にたって1946年11月に公布された日本国憲法は、この5月3日で施行74年目を迎えました。前文で「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのない」ようにと決意して9条を定めたこの憲法を敵視し、改憲策動を続けてきた安倍晋三政権は、昨年退陣しましたが、後を継いだ菅義偉政権も憲法破壊の政治を一層進めようとしています。
 バイデン米政権発足後初となる4月16日の日米首脳会談での共同声明は、日米同盟を「インド太平洋地域、そして世界全体の平和と安全の礎」であるとし、両国の軍事同盟が広大な地域を対象とすると宣言しました。とりわけ重大なのは、声明が「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調」して、台湾有事に際しての米軍の軍事行動に対し武力行使を含めた日本の加担を約束したことです。声明は中国との軍事対決を念頭に、日本の防衛力の増強、辺野古や馬毛島での基地建設の推進をも盛り込んでいます。日米軍事同盟強化と憲法9条破壊は新たな段階に入りました。
 声明は、こうした軍事同盟の強化を、中国による東シナ海や南シナ海での覇権的行動の抑止を理由にしています。しかし、これに、日米軍事同盟の強化で対抗することは、米中の軍事的緊張を高め、日本を巻き込んだ戦争の危険を呼び込むものです。憲法9条の精神のもと、国際法に基づく道理を尽くした平和的な外交交渉で問題打開の道を拓くべきです。
 今まさに、日本国憲法の価値を再認識すべき時です。全世界の人々がコロナ禍で苦しむ中、軍備の拡大や戦争に明け暮れていることは許されません。憲法前文の「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」との理念は、コロナ禍に苛まれる人々の命とくらしを守る政治を実現する上で大切な柱です。
 九条の会も加わる「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」の運動や市民と野党の共同した取り組みは、安倍前首相率いる9条改憲を阻止してきました。2019年の参院選では改憲派による3分の2の議席の獲得を許さず、2018年に自民党改憲推進本部が作成した改憲案の国会での提示や議論も押しとどめ、安倍政権を退陣に追い込みました。憲法施行後間もなくから始まった明文改憲の企てを、2度と侵略と暗黒の政治を許さないとの固い決意のもとに、国民は74年にわたって阻止し続けています。
 ところが、菅政権は、一方で改憲案の国会での審議をすすめながら、「敵基地攻撃能力」の保有、日米共同声明により、憲法破壊を実質的に押し進めています。 今こそ、改めて、市民が声を上げるときです。菅改憲N O!の声を、地域草の根から、あげましょう。コロナ禍の中、工夫を凝らしてさまざまに行動を広げ、改憲発議阻止の署名を集めましょう。野党共闘が成果を上げています。市民の力で、来る総選挙では改憲反対勢力を大きくし改憲を断念に追い込みましょう。

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東松山九条の会(埼玉県東松山市)

日本学術会議任命拒否問題を考える講演とシンポジウムin東松山
日時:5月16日(日)午後2時
会場:東松山市民文化センターホール(感染防止のため定員500名)
参加費:500円
第1部講演:保坂正康氏(東松山市在住)現代史研究家
第2部シンポジウム:前島康男氏(川越市在住)東京電機大学教授
          植田恵介氏(鳩山町在住)立教大学名誉教授
          保坂正康氏
主催:戦争させない・憲法守れ!東松山市民の会
共催:東松山九条の会、いのちとくらしを守る東松山懇話会
お申込みは氏名・年齢・連絡先を下記へお願いします。
  090−3695−1773(高橋)、090−5408−2930(馬橋)、
  0493−81−7182(佐藤)

ふじみ9条の会(東京都東村山市)

<5月例会>「かくて自由は死せり」 DVD上映と話し合い
日時:5月23日(日)午後1時30分〜
場所:富士見図書館 2階集会室
参加費:無料 
主催:ふじみ9条の会  
連絡先:山澤(080-3154-5059)

甲府・9条の会(山梨県甲府市)

第13回甲府・憲法のつどい
日時:5月29日(土)午後2時〜
ところ:山梨県国際交流センター(甲府市飯田)TEL056-228-5419
講師:清水雅彦さん(日体大教授、九条の会世話人、戦争させない1000人委員会事務局長代行)
演題:憲法から考える菅政権と私たちの課題
主催:甲府・9条の会(千塚・北西・朝日・舞鶴・甲府健康友の会、各9条の会)
連絡先:千塚(石塚高徳056-253-9754)、北西(田中鉄夫090-6162-6841)ほか

松井9条の会(埼玉県所沢市)

総会&講演
日時:6月12日(土)午後2時開会(講演は2時40分から)
演題:新しい政治への転換の可能性
講演:高田健さん(九条の会事務局、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表)
場所:松井公民館学習室(所沢市上安松1286−1)
主催:松井9条の会

津山九条の会(岡山県津山市)

ドキュメンタリー「沖縄戦」美作地区上映会
日時:6月19日(土)〜20日(日)開演14:00〜
会場:真庭市立中央(勝山)図書館・映像シアター(19日:定員26名)
   津山リージョンセンター・ベンタホール(20日:定員180名)
入場無料・カンパお願い
主催:津山辺野古の会
後援:美作地区平和センター 津山九条の会
お問い合わせ:080−1908−3820(土居)

活動報告〜「世界の宝 憲法を守ろう」「ジェンダー平等」 講演会チラシ配布 駅前スタンディングでアピール えびな・九条の会(神奈川県海老名市)

 神奈川県海老名市の九条の会は10日、海老名駅自由通路で、チラシ配りとことし3度目の駅前スタンディング「生かそう憲法」を行いました。
 3月21日に緊急事態宣言が解除され、いつもの自由通路で距離をとりながら活動を行うことができました。寒気の影響で少しひんやりした空気でしたがそれがかえって気持ちのよいよく晴れた日でした。10名の会員が参加し、スタンディングの前に、人が集まるららぽーと海老名の入り口付近でえびな・九条の会主催の 憲法学者 木村草太さん講演会(7月10日(土)14時より海老名市文化会館小ホールにて)のチラシを配りました。
 30分チラシ配りをした後、いつもの海老名駅東口自由通路に移動し、ポスターを持ってのスタンディングと、弁士による訴えを行いました。「世界の宝 憲法を守ろう」「まもろう憲法九条を」「生かそう憲法九条」「ジェンダー平等の前進を」などのポスターを30分間掲げてアピール。四人の弁士が熱弁を振るい、3歳で空襲を体験した会員は、その恐ろしさ、悲惨さを話し、戦争をしないと決めた九条を守ることの大切さを訴えました。戦争を知らない世代の会員は、様々な先輩方から聞いた戦争体験の話を通して戦争の悲惨さを実感し、九条を守らなければならないという気持ちを強くしたと熱く語りました。改憲発議反対署名にも2名の方が応じてくださり、それぞれ自分の空襲体験や、祖父から戦争の悲惨さを聞いたという話もしてくれました。
 次回は、憲法記念日の5月3日に活動することを確認しました。
 (編集部より:この報告は4月12日に到着しておりましたが、編集部の手違いで掲載漏れになっておりました。お詫びして、下記、5月4日到着分と同時に掲載いたします。)

活動報告〜憲法記念日「生かそう憲法」 駅前スタンディングとマイク宣伝でアピール えびな・九条の会(神奈川県海老名市) 

 神奈川県海老名市の九条の会は5月3日の憲法記念日、海老名駅東口自由通路で今年4度目,通算55回目の「生かそう憲法」駅前スタンディングを行いました。 憲法記念日を祝うようなよく晴れた一日、中央の憲法集会と同じ1時30分から開始し、ポスターを掲げ、マイク宣伝も行いました。憲法記念日当日ということで、参加者も20名と、いつもの倍の会員が参加してくれました。 歩行者からは親指を立てた連帯のジェスチャーや手を振っての激励がありました。
 掲げたポスターは、「九条改憲NO!」「五輪は中止」「ジェンダー平等を」「原発ゼロの日本へ」「なくそう核兵器」など。会が用意したポスター以外にも、遺骨の混じった土砂を沖縄・辺野古新基地建設に使われようとしている問題を告発するポスターなどがありました。マイク宣伝では、司会を立てて「戦争体験と憲法」「私と憲法」「改憲批判」「木村講演会の紹介」をテーマに、八人の弁士が平和への熱い思いや改憲への怒りを込めてスピーチしました。若い会員の弁士が、「小3の息子を将来戦場に送ることの無いようにこの会に入った。9条を守りたい」と話したことが、印象的で、説得力がありました。
 改憲発議反対署名には11人がサイン。市内の男性は「平和がいいので、憲法9条は変えないほうがいい」と思いを語り、サッカー部員という高校2年生は「戦争になると、俺たちは死ぬだろうから、平和でないとね」と力を込めました。
 木村草太さん講演会(7月10日(土)14時より海老名市文化会館小ホール)チラシも60枚以上配布できるなど、充実した活動ができました。

活動報告〜みやぎ憲法九条の会第 17 回呼びかけ人総会開催

 4 月 24 日(土) 於:フォレスト仙台2F 第 5・6 会議室 。  まん延防止等重点措置実施、緊急事態宣言のもと、ZOOM 併用の形で開催されました。会場参加は15名、オンライン参加者は 8 名でした。議長は伊藤恵仁世話人、「こうした形での会合進行はみやぎ憲法九条の会としては初めての試みであり、会場とオンライン参加者との討論をどう組み立てるか経験を重ねる必要があると感じました」。
 世話人を代表して芳賀唯史共同代表が開会の挨拶をしました。「昨年は初めての緊急事態宣言の中で、総会を開くこともできなかった、その中で共同代表に指名されて、今回挨拶することになったが、今回は会場と ZOOM 併用という形であるが開催することができて良かった。九条の会は設立以来政治とは慎重に関ってきたが、昨今の情勢と解散総選挙が秋までには確実にある。この時に9条改憲に反対する議員を定数の3分の1以上にすることが喫緊の課題となっている。そういう意味で、党派に対する支持ということではないが、9条改憲に賛成する議員を当選させないことが必要ではないか」と挨拶した。
 板垣事務局長より情勢報告、佐藤修司事務局員より活動報告と方針案が提案され質疑応答の後、承認されました。アピールを採択して総会を終了しました。終了後、市民連合@みやぎ事務局長の多々良哲さんより「市民連合@みやぎの活動」について紹介していただきました

編集後記〜改憲手続法、衆院憲法審で採決

 5月6日、衆院憲法審査会で改憲手続法が与党などの原案に附則を加えた修正案が立憲から提案され、採決された。編集子はこの修正案には同意しない。同法は重大な欠陥立法であり、自公らの公選法並びの7項目修正案に、附則の1つや2つをつけても解決されないからだ。残念ながら立憲野党の対応は分かれた。意見の違いは違いとして、きちんと指摘し、世論に問うていくのが筋だ。それと自公政権打倒の野党共闘の堅持は両立可能だ。改憲を阻止するためにも、与党の野党分断策に乗せられてはならない。(T)